▼ Macでは表示されるが、Windowsでは文字化けする文字
Shift_JIS 0x8540〜0x889Eまでの文字。○の中に数字が入ったものや、ローマ数字、「(a)」「(1)」を一文字で表示させたもの、など、かなり使用頻度が高いものが多く混じっています。例えば、「(日)」(実際には一文字)は、Windowsでは「○の中に1が入ったもの」が表示されます。その他、左の画像の文字(MacOS9.2+IE5.0でスクリーンキャプチャー)がWindowsではどのように見えるのかは
こちらを参照してください。
これらの文字は、MacのことえりでShift_JIS一覧表から選択しようとすると、左の画像のように、「選択した文字は、MacOSでのみ利用可能です」と表示されます。
続いて、Shift_JISの0xEAA5〜0xFCFCまでの、縦組用の文字が機種依存文字に当たります。左の画像では分かりにくいですが、「ぁ」「ぃ」が機種依存文字であるわけではありません。あくまでも縦組用のもので、中央ではなく右上に表示されます。
これらの文字をWindowsで見ると、「・」や別の漢字(NEC選定IBM拡張文字)が表示されます。
に、文字化け例を準備しました。
ちなみに、これらの縦組用の文字を、ことえりのShift_JIS一覧から選択すると、「選択した文字は、フォントによって利用できない場合があります」という警告が表示されます。これは、Macの中でもフォントによっては表示されないことがあるという意味で、Windowsでも表示されるという意味ではないはずです。
縦組用の文字がある領域は、Windowsでは外字領域であったり、NEC選定IBM拡張文字であったりしますから、やはり機種依存文字であることに変わりありません。
Mac版のOutlook Express5だと、機種依存文字(0x8540〜0x889E)を含む文章を送信しようとすると、右のような警告メッセージを出してくれます。(0xEAA5〜0xFCFCの機種依存文字に対してはこの警告が出ないのですが、恐らくUnicodeで送信しても文字化けする文字が含まれているためかもしれません。)これは便利な機能です。Windows版のOutlook Expressにはない機能です。
ちなみに、Windows用メールソフトでも、Becky!では、新規メール作成時に機種依存文字が入力されると色が付けられ、一目瞭然なようになっています。
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