【PDF保護モード】バージョンチェック用JavaScriptのカスタマイズ方法

PDF保護モードにおける、バージョンチェック用JavaScriptとは、ユーザーの端末にインストールされているAdobe Readerのバージョンや設定をチェックし、PDF保護モードが実行可能かどうかをチェックするためのJavaScriptです。デフォルトでは「vcheck.js」というファイル名になっています。

vcheck.jsは改行の無いコードになっていると思いますが、前半の部分には日本語がそのまま表示されていると思います。日本語部分を書き換えていただくことで、エラーメッセージをカスタマイズしていただくことができます。テキストエディタ(メモ帳、秀丸エディタ、EmEditor、TeraPadなど)で書き換えてください。全ての定義はセミコロン「;」で終わるようにしてください。セミコロン「;」の後ろは、適宜、改行を入れていただいても構いません(改行が無い方が、解読されにくいです)。

ご注意!!・・・カスタマイズは、JavaScriptの知識がある方のみ行うようにしてください。不用意にカスタマイズされますと、動作しなくなる原因ににもなりえます。カスタマイズが原因での動作不良の場合、サポートしかねる場合もありますので、ご注意ください。なお、「'」や「"」「改行」をエラーメッセージに含まられる場合は、特にご注意ください。

カスタマイズの際、
● ブラウザ別・Adobe Readerバージョン別対応状況
http://www.shtml.jp/pdf/pdf_compatibility.html

を必要に応じて御参照ください。

デフォルト値解説及びカスタマイズ例
plug_sh='プラグインのダウンロードページに移動します。'; バージョンチェックの結果、必要なプラグインがインストールされていないと判断された場合、通常は、プラグインのダウンロードページに誘導いたします。

もし、オリジナルの解説ページに移動させたい場合には、それに合う説明文に変えてください。
setting_sh='既に、Adobe Readerをインストールされている場合は、Adobe Readerの設定で、「PDFをブラウザで表示」という項目の設定を有効にしてください。'; プラグインがインストールされていないと判断されるのは、実際には、Adobe Readerがインストールされていない場合だけでなく、Adobe Readerのデフォルト設定を変更し、「PDFをブラウザで表示」のチェックを外している場合にも、同じようなエラーとして検出されます。この違いは判別できません。

ですから、一律にプラグインのダウンロードページに誘導するのは、厳密には不正確な処理ですので、この注意書きを表示させます。
adobe_url='http://www.adobe.com/jp/products/acrobat/readstep2.html'; Adobe社の公式サイトではなく、自サイトの説明ページなどに飛ばしたい場合は、このURLを書き換えてください。
reboot_sh=uw_sh(10)+'(Adobe Readerの設定変更後、ブラウザを全て閉じてブラウザを再起動させる必要がある場合があります。)'+uw_sh(10,10); 「PDFをブラウザに表示」に切り替えても、それだけでは駄目な場合があります。一旦、ブラウザを全て閉じてから、再び起動させる必要がある場合があります(OSの再起動までは不要です)。

なお、uw_sh(10)やuw_sh(10,10)の部分はいじらないでください。無視してください。
adobe_winie='当サイトの利用には、Adobe Reader 5.0以上のご利用が必要です。'+plug_sh+setting_sh; Windows版IEの場合、Adobe Reader 5以上がインストールされている必要があります。「+plug_sh」の部分は、前項目の「plug_sh」及び「setting_sh」が代入されるとお考えください。
adobe_winfirefox='当サイトの利用には、Adobe Reader 7.0.5以上のご利用が必要です。'+plug_sh+setting_sh; Windows版Firefoxに対するアクセスとしてAdobe Reader 7.0.5以上のご利用が必要です。ただし、ここの文言を変えても、表示されるエラーメッセージが変わるだけで、決して判定プログラム自体が変わるわけではありませんので、Adobe Reader 8未満をエラーにしたりすることはできません。「当サイト」という言葉を変えたい場合などの場合にカスタマイズしてください。
adobe_chrome='当サイトの利用には、Adobe Reader 7.0.5以上のご利用が必要です。'+setting_sh+plug_sh; Google ChromeやWindows版Safariに対するメッセージです。
adobe_winopera='当サイトの利用には、Adobe Reader 5以上のご利用が必要です。'+plug_sh+setting_sh; Windows版Operaの場合、Adobe Reader 5以上がインストールされている必要があります。Operaの場合は、バージョン8以上のみOKとすることで、よりセキュリティが上がる場合がありますので、選択可能なようにしてあります。
adobe_sh='当サイトのご利用には、Adobe Reader 7.0.5以上のご利用が必要です。'+setting_sh+plug_sh; FirefoxやOperaなどで、Adobe Readerが全くインストールされていないか、「PDFをブラウザに表示」の設定をoffにしている場合に表示されるメッセージです。
os_error_sh='ご利用のブラウザは動作対象外です。Windows版IE(Adobe Reader 5以上)、Windows版Firefox(Adobe Reader 8以上)、Mac版Safari(Adobe Reader 8以上)でアクセスしてください。' Linuxなど、Windows/Mac以外のOSでのアクセスの場合、一律エラーにする場合に表示されるエラーメッセージです。
berror_win_sh='ご利用のブラウザでは、当サイトをご利用いただくことはできません。Windows版IE 5.0以上もしくはFirefox 1.0以上、Opera 9.0以上、Netscape 7.1以上でアクセスしてください。'; IE4やNetscape 4.xやOpera 8.xなどでアクセスされた場合に表示させるエラーメッセージです(1,000人に1人いるかどうかぐらいしか該当しません)。
その他、Windows版Safari及びGoogle Chromeでも動作しますが、このデフォルトのエラーメッセージには記載されていません。
berror_mac_sh='ご利用のブラウザでは、当サイトをご利用いただくことはできません。Macの場合、OS 10.4.x(Tiger)以上のSafariでアクセスしてください。';
Mac版IEやFirefoxに対する対策は、現在開発中です。現在は、これらのMacブラウザでのアクセスの場合、一律エラーになります。またSafariでもOS 10.3(Panther)の場合は、このエラーメッセージが表示されます。
adobe_safari_sh='当サイトでは、Adobe Reader 8以上のご利用が必要です。'+setting_sh+plug_sh; Mac OS 10.5(Leopard)で、Adobe Reader 8以上がインストールされていない場合に表示されるエラーです。10.4(Tiger)の場合には、Adobe Reader 8以上がインストールされているか、もしくはAdobe Readerが全くインストールされていないことが条件となりますので、このメッセージはあくまでもOS 10.5用となります。
adobe7_safari_sh='お客様環境は、MacOS 10.4(Tiger)でAdobe Reader 7がインストールされていることを検出しました。当サイトを御利用の場合、Adobe Readerの設定を「PDFをブラウザで表示」という設定を「無効」にしてください。「有効」のままですと表示できません。もしくは、Adobe Reader 8以上を利用するようにしてください。'+plug_sh; Mac OS 10.4(Tiger)でAdobe Readerが全くインストールされていない場合、Preview.appというOS標準のPDFビューアで表示されるため、問題ありませんが、Adobe Reader 7がインストールされている場合、逆説的ですが表示されません。Adobe Readerの設定で「PDFをブラウザで表示」という設定を「無効」にするか、Adobe Reader 8以上にアップグレードしていただく必要があります。(弊社の調査では、10.4のユーザーのうち約10%がAdobe Reader 7を利用しています。)
adobe_linux_sh='当サイトのご利用には、Adobe Reader 8以上のご利用が必要です。'+setting_sh+plug_sh; Linuxの場合、Firefox + Adobe Reader 8以上で動作することを弊社では確認しています。ただし、SHTMLはPDF保護モードに限らず、Linuxは正式サポート外です(ディストリビューションも非常に多岐に渡り、またユーザー環境が一律でない要因がとても多いためです)。


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