.htaccessファイルや.htpasswdのパーミッションは、644ではなく、604にすべきであると説明しました。ここで、パーミッションについて少し考えてみましょう。そもそも、「644」とか「604」というのは、六百四十四とか六百四というような数字ではなく、それぞれの桁の数字は、特定のファイル・ディレクトリーに対して、前から「オーナー」「グループ」「その他(nobody)」に与えられている権限を数値化したものです。この場合、オーナーが6、グループが4(もしくはゼロ)、その他が4となります。
この「6」とか「4」がどこから来るかと言えば、
r | read | 読み出し可能 | 4 |
w | write | 書き込み可能 | 2 |
x | excute | 実行可能 | 1 |
ですので、オーナーは「6」、「その他(nobody)」は「4」となります。そして、真ん中の数字、すなわちグループの数は、共有サーバでは必ずゼロにすべきです。そうでないと、telnet経由で他のユーザーによる閲覧が可能になる場合があります。結果として、.htaccessのパーミッションは604にすべきです。(ただ、レンタルサーバの中にはユーザーマニュアルで644を推奨しているところもありますので、私の知らないところで、実は644でないと動かないケースもあるのかもしれません。それぐらい644と書いているページが多いのも事実です。)